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  • 2011.11.05 Saturday
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2/26(土) 田ノ浦へ行ってきました。

田ノ浦226_11
田ノ浦へ向かったのは26日(土)の午前中、広島の友人7名と、わんこ1匹をつれて。
事前に現地へ連絡して、必要なものがないか確認。
靴下や軍手と水、保存がきく食料やおやつなどを差し入れしてきました。

朝6時半に広島を出て、ゆっくり向かったので到着は9時半位になりましたが、寄り道しなければ2時間ちょっとで着くと思います。(廿日市IC→玖珂IC→高速を降りて柳井を通り上関方面へ)
※行き方はこのサイトの地図のとおり
http://ameblo.jp/enjoy-tanoura/image-10543048883-10555741507.html

道中、工事が本格的に始まった時の為に、中電だけでなく工事に関わってくる企業(重機のリース会社など)の「事務所予定地」という看板があったり、作業員用の簡易宿舎と思われる建物などの工事が進んでいるようです。

途中、ヘルメットをかぶった某警備会社の警備員がいましたが威圧的な態度はありません。
この日の警備員は若い男性で、最近は一般の訪問者も多いせいか、名前などもたずねられませんでした。

駐車スペースは、団結小屋へ向かう山道の手前で車をとめるのですが、かなり狭いです。
道の片側に寄せて駐車しますが、大きい車だと大変かも。
田ノ浦226_1

田ノ浦226_2

田ノ浦226_3
団結小屋に向かうと途中から中電の敷地と隔てるように、道が左右にフェンスで仕切られています。
そこをどんどん歩いていくと、小屋に到着。団結小屋は午前中から訪問客の方がおり、カヤック隊のメンバーが対応されていて忙しそうでした。ここでまき以外のものを差し入れ。トイレもお借りました。
小屋の中ではびわ茶や寒干し大根など祝島の特産品やハガキなどの販売もされているようでした。
田ノ浦226_4

田ノ浦226_5

田ノ浦226_6

田ノ浦226_7
浜に降りてみると男性陣が焚き火をするための薪を準備しているところでした。そこにいる若者たちは、ほんとに普通の若い人という雰囲気。派手でもなく、礼儀正しく明るく、また個人個人の意思で集まってる人ばかりでした。
一緒に行った友人たちも、これにはちょっとびっくりしていました。
田ノ浦226_8
焚き火を準備してる男性に、道中で拾ってきたまきを渡し、磯の方へ行きました。
とにかく天気がよくて、水も澄んでとてもきれい。
ちょうど引き潮で、磯の岩にはびっしり海藻が生えていて、カメノテや瀬戸貝、ニナ、ウニ、イソギンチャクなど、たくさんの生き物がいました。海の中も、緑や茶色の海藻がもっさもさと茂っていて、まるで森のようです。
田ノ浦226_10

田ノ浦226_9

田ノ浦226_12
この日は土曜日ということもあり祝島の方は島で平日できなかった仕事をされているのでしょう、数人いらっしゃるのみで、田ノ浦の海岸には祝島以外の方が多かったようです。田名埠頭のときにも毎日自転車で応援にきてくれていた近くの町に住む元気なおばあちゃんや、祝島出身で近くの市町村に住んでいる方も様子を見に来ていらっしゃいました。

はだしにバレエシューズの若い女性もいましたが、さすがに山道は歩くの大変そうです。
広島からきた大学生の女の子たちは、波打ち際で石を拾ったりしていました。

浜の上では常に会社のロゴの入ったヘルメットをかぶった中電さんの職員が3〜4人、監視員のように浜を見下ろしていて、たまにビデオ撮影もしています。こんにちは、と挨拶しましたがその人には返事はしてもらえませんでした。人によっては話しかけると答えてくれる人もいたのですが、あとで別の職員から注意されてしまったようでそれからはお話できなくなってしまいまいた。
自由に話すこともできず、浜にいる人たちを見下ろして、どんな気持ちなんだろうなあ。となんとも言えない気持ちになります。
田ノ浦226_13
また、定期的にか設備点検をしないといけないようで、桟橋や浜に打ち上げられたオイルフェンスなどをひっくり返したり表面についた砂を払い落として「(オイルフェンスを)壊さないでくださいね」「(そちらの行動は)ビデオで全部撮影してますからね」というようなことを目をあわさずボソボソと言っていました。

この時は海上工事はやってくるようには見えませんでしたが、常に排水口予定地の作業台船が島の影からチラチラと見ました。
また取水口予定地側にも台船が待機している状況です。
陸上の工事はこの日も行われていて、発破を知らせるサイレンの警告音と、発破で崩した土砂を運ぶ音が途切れませんでした。

お昼前、浜にいた男の子たちが、「重大発表があります!」というので、来ていた人たちもなんだなんだと集まってみると、「ここにいる○○くんが、本日○歳の誕生日を迎えました〜!」という発表でした。和やかな雰囲気で、みんなでハッピーバースデイを歌ってお祝いしました。

最近はかなり暖かくなりましたが、それでも海辺なので、少し日影に入ったり風が吹くと寒いです。
また直射日光と海からの照り返しもあるため、何もなくても意外と体力を消耗しました。
カヤックや船に乗っている人も疲れるだろうと思い、現地にいる人たちの体調が心配になります。
田ノ浦226_14

田ノ浦226_15

田ノ浦226_16

田ノ浦226_17
下記、現地からのお願いです。


◆◆田ノ浦現地より◆◆


【田ノ浦に来てください】 

中国電力さん作業員さん警備員さんにくらべ、こちらの人数はすごく少ないです。週末だけ、1日だけでも来ていただけるとありがたいです。
長期間参加している人にも生活があります。仕事をしていない状況が続けば、行動を続けることが難しくなってきます。上関原発に反対する人々が助け合い、「現地での行動は現地の人に任せる」ではなく、「現地に行ける人は行って協力する」ことが出来れば、今の行動が長く続くでしょう。
みんなそれぞれの役割があることわかっています。
それでも少しでも長く活動を続けるための提案です。
自分のこととして検討していただけるとうれしいです。

【気をつけること】

田ノ浦へ来られる方の交通手段や事情もいろいろあると思いますが、毎日夜明け前から動き、夜警もあります。夜遅くの訪問は控えてください。
それから水や食料、宿泊場所などは各自で手配してください。近くの町までもどれば宿泊施設がありますし、浜にテントを張って泊まることもできます。日帰りも手軽でいいですね。

【田ノ浦へのアクセス】

<車の場合>

JR「田布施」駅から現地まで車で約60分(上関大橋からは約30分)
上関大橋からは、四代という集落をめざしてください。
この地図の赤い線の道です。
http://ameblo.jp/enjoy-tanoura/image-10543048883-10555741507.html

※注意事項
四代手前の田ノ浦への分岐地点(両側に海が見える場所)で警備員が立っています。
「どこへ行くのか」と聞かれる場合がありますが「ログハウスへ行く」といって通過してください。
※注意事項2
分岐点から道なりに進むと車が停まっている場所があります。
いちばん奥は回転スペースなので駐車しないようにお願いします。

<公共交通機関を利用の場合>
JR「柳井港」駅下車 目の前の柳井港から定期船に乗ってください。「四代」港まで約1時間 現地田ノ浦海岸までは、徒歩約1時間です。最終便は柳井港まで行かないので注意してください。(JR「柳井」駅からバスを乗り継ぐ方法もありますが、便が少ないので事前にしっかり調べることをおススメします)

【定期船「いわい」】 http://www.iwaishima.jp/home/info/time_table.pdf

上り時刻表        下り時刻表
    1便 2便 3便    1便 2便 3便
祝 島 6:35 12:30 17:00 柳井港 −  9:30 15:30
四 代 6:50 12:45 17:15 室 津 6:00 10:00 16:00
蒲 井 7:00 12:55 17:25 上 関 − 10:05 16:05
上 関 7:10 13:05 17:40 蒲 井 − 10:15 16:15
室 津 7:15 13:10 17:40 四 代 − 10:25 16:25
柳井港 7:45 13:40  −  祝 島 6:28 10:40 16:40

運賃 祝島からの値段
   四代 蒲井 上関 室津 柳井港
大人 530 650 900 900 1530
小人 270 330 450 450  770

【持ち物】
防寒着(ウインドブレーカー、帽子、耳あて、レッグウォーマーなど)長靴、カッパ上下、寝袋、食料、テント、ヘッドライト、独立型充電器(電池で充電できるようなもの)、携帯、その他必要と思うもの。靴もスニーカーやクライミングシューズなど、滑りにくいものをはいて来てください。


☆来る前には知っておきたい現地情報集☆

祝島島民の会blog
http://blog.shimabito.net/

虹のカヤック隊blog
http://m.ameba.jp/m/blogTop.do?unm=nijinokayaker

スナメリチャンネル
http://www.youtube.com/user/hakunamatataTJ

ユーストリウム(生中継・過去の動画も見れます)
満月tv(田ノ浦陸上)
http://www.ustream.tv/channel/

上関-海(田ノ浦海域)
http://www.ustream.tv/channel/kaminoseki-umi

イベント・上関関連最新情報集
[Urauranews]
http://iwaijima.jugem.jp/

QAB朝日放送2/15カヤックで検索すると特集番組が見れます。
http://www.qab.co.jp/news/2011021525873.html

田ノ浦ホームページ
http://ameblo.jp/enjoy-tanoura

シャリバリ地下大学/上関原発建設工事強行に抗議する声明

「原子力発電所は安全である。」
「原子力発電はCO2を出さない環境に優しい電力供給の方法である。」
「核廃棄物は地中の深いところに厳重に密封して埋めてしまえば何の心配もいらないんだよー。」
「原子力発電は低コストで効率がよい。」
「原子力発電を建設しなければ、需要に見合った電力量をもはや供給出来ないところまで来ていることを認識してほしい。」
「原子力発電所建設は日本において緊急を要する任務である。」
「低コストで低リスクでクリーンな原子力発電所は世界中の至る所に建設され活用されるべきである。」
「原子力発電は儲かるからとても良い。」
「原子力発電所建設をビジネスチャンスと捉えるべきだ。」


以上のように、科学的で功利的で進歩的で現実主義的な理性は私たちを説得し啓蒙し教育し続けている。
結構なことである。

しかし、そもそも生物である私たちは生き物として、原子力発電などというものは私たち生き物の手や足や身体や細胞や触覚や脳や愛がまともに取り扱うことができるような代物ではないと、即座に拒否反応をおこしてしまう。これは生き物として、どうしようもなく、そうなのである。

だが、科学的な理性は、私たちのような生き物に対して説得と恫喝を止めることはない。曰く、「そのような迷信や邪教を信じるのはやめて、より豊かな生活を目指そうではないか。」彼らは繰り返しそのように私たちを説得し啓蒙し教育する。

だが、この際はっきりと言っておこう。
私たちは迷信を信じるものたちである。邪教信仰も止めない。
生き物の理性が、私たちの持つ生き物としての理性が、原子力発電に対する拒否と恐怖をはっきりと認識させるのだ。
これを迷信であると呼び罵倒するならば、そうしてもらって結構だ。
しかし、この迷信が理にかなっていないと科学的思考は私たち生き物に対して完全に証明できるのか?
証明出来ていないからこそ、生き物は迷信を持ち続けるのだ。
未だに、そしてこれからも。私たちは迷信に縋って生きる生き物である。

科学的、功利的、進歩的、現実主義的な理性は生き物どもの迷信を一掃すべく直接的暴力行為におよぶことも十分考えられる。実際現在、田ノ浦で行われている工事の強行は一種の迷信除去の暴力である。しかし、迷信を暴力で除去できるという発想それ自体が迷信だ。ただし、それは人間のもつ迷信である。たかだか人間の迷信である。一方、私たちの原子力発電に対する拒否の迷信は、生き物としての迷信である。圧倒的多数性と多様性をもつ生き物たちの迷信である。

迷信を崇拝し、迷信に翻弄される生物群である私たちは、映画「祝の島」を見てしまい、一度も足を運んだこともない祝島の生活に同じ迷信の数々を感じとり、直結(チョッケツ)した。そもそも、映画を見る前から生き物として原発反対でチョッケツしてはいたが。

映画の中で、祝島のあるおばちゃんが原発を上関に作るという計画が持ち上がったと同時に、即座に、屁理屈をこねくり回す隙など一切なく「嫌だ!」と反射し反対表明したと語る姿が映し出されていた。
その通りだ!「嫌だ!」
その一言だけで、街に生きる私たちと祝島のおばちゃんとは直結するのである。これも一種の迷信だろうが、それが何か問題でもあるというのか?私たちは生物の多様な迷信にしたがって生きるものであるから、直結(チョッケツ)できるのである。

工事の強行という暴力とその暴力を保護する暴力を行使する主体は命令を下す法人や国家機関かもしれないが、だからといって、それを実際に現場で実行することになる作業従事者がその責任を免れるものではないであろう。
命令にしたがっているだけ、金のためにやっている、等々、様々な事情はあるだろうが、その暴力を行使して「スカッ」としてしまったならば、享楽を感じてしまったならば、その暴力の責任は作業従事者自身のものとして生じざるを得ない。ブン殴ったり暴言を吐いて実際にその場でスカッとしたのは法人や国家機関ではなく、スカッとした当の本人だからだ。
命令に従わされた上に、暴力でスカッとしたがために無限の責任も負わねばならないとは、とても割にあう仕事だとはいえない。
サラ金で調達した資金でパチンコ勝負に挑むよりもはるかに、そして確実に、割にあわない。
この文章はバイトとギャンブルの往復運動の中で生きている当事者どもから発せられた言葉である。私たちは、金を得るためには自らの労働力を売り飛ばすか、利息の高い借金するか、運に身を任せるかしかできない。
ここは功利的な理性で計算をして、責任放棄、つまりブン殴ったり暴言を吐いてスカッとすることを放棄することの方が、はるかに「スカッ」とできるのではないか、と判断することを願いたい。とりあえず業務をスッポかしていただきたい。働かずに賃金をもらうことに専念していただきたい。そして、それが本当の労働であるとすら思っている。とにかく現場での作業は中止すべきだ。

「スカッ」とするとかしないとか、そんな陰気くさい話はどうでもいい。
私たちは迷信の多様性を祝島に見いだしている、素晴らしい迷信の数々を。
例えば一本釣り漁業。映画「祝の島」に登場する漁師のおじさんは釣り上げる魚と対話している。針にかかった瞬間にいらっしゃいと挨拶することにはじまり延々と魚と対話する。魚と対話するとは一体なんなのか?人間の言語では不可能なことであるかもしれないが、宇宙の言語では可能かもしれない。宇宙の言語だと?地球の電力より遥かに歴史的な重みと空間的広がりを感じさせることではないか。私たちは唯物論者だが、そのような言語、もはや言語とはいえないが言語を支えている何かの存在を当然信じている。逆に言えば、言語が言語だけで自閉して成立するものであるならばその存在根拠を失ってしまうだろうと思っている。
したがって、言語とは常に呪文なのである。
それゆえ、この声明も呪文であり、私たちは呪術でもって上関原発建設に反対し、迷信で祝島と直結している。

2011.2.26  シャリバリ地下大学


無職と平和R
右から、上村崇(シャリバリ地下大学)、行友太郎(シャリバリ地下大学学長)、富田克也(映画「サウダーヂ」「国道20号線」監督/空族)、相澤虎之助(映画「サウダーヂ」「国道20号線」脚本/空族) 2011.2.13「表現の臨界点/無職と平和リターンズ」@横川シネマ

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