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【No Nukes Relay】2010年1月分レポート

2009/10/12より本格的にスタートして継続中の【No Nukes Relay(ノーニュークスリレー)】。
当日の様子をレポートしていただいています。

・谷本仰/大槻オサム ダイヤローグス・イン・ザ・ダーク@koba(10/1/14)
http://ebisu-daikokuya.at.webry.info/201001/article_7.html

・瀬戸内海の生物多様性保全のための三学会合同シンポジウム@広島市国際会議場(10/1/10)
三学会シンポ1

三学会シンポ2

三学会シンポ3

三学会シンポ4
1月10日のシンポジウム

会場には、長島の生物たちの写真展示のほか、長島の磯で採取された生きた「ナメクジウオ」も見ることができました(黒いトレーの中に入ってる白っぽいちっちゃいやつ)。専門家や各学会に所属されている方から年配の方、家族連れ、小さなお子様を連れたお母さん、若いカップルなど色んな方が来場していました。

前日に現地を視察された国会議員の川田さん、平山さんの挨拶に続いて、各学会から専門家の方たちの発表。発表はスライドを使用し、写真や図も多く一般の方もわかりやすい内容でした。

中国電力の調査についての批判というよりは、専門家から見た現地の状態やそれを保全する意義・意味・理由、原発がもしも建設されたしまったらどんな影響が懸念されるのか、などという内容で、希少な生物も含め多種多様な生き物たちが同じ場所に生息していること、それ自体が重要かつ珍しいことで、希少な生物だけを1種類保護すればよいという問題ではない、ということを強調されていました(そもそもそいういう方法自体が保護に繋がらない)。

また、企業に対して企業に都合の良い調査結果だけを出すアセスメント調査を改め、きちんと真実を調査しだしていく、そいういった調査を求めるということは結局、優れた研究者の育成に繋がり社会の利益に繋がるということを強調されていたのが印象的でした。

学者さんや研究者の方、現地で実際にフィールドワークに携わっている方々が、企業に対して怖がることなく堂々と真実を発言できる環境を作るため、我々一般の人々が企業に対して公正な調査を求めることが大切なのだと感じました。

・生物系3学会の研究者による広島でのシンポジウムの報告(10/1/10)
1/10(日)に広島市・広島国際会議場で開催された「瀬戸内海の生物多様性保全のための三学会合同シンポジウム」。その世話人のお一人である鹿児島大学・佐藤正典先生が、報告文を送って下さいました。

生物系3学会の研究者による広島でのシンポジウムの報告
佐藤正典(鹿児島大学理学部)

2010年1月10日(日)の午後、広島の原爆爆心地に近い平和記念公園内の広島国際会議場において、「瀬戸内海の生物多様性保全のための三学会合同シンポジウム」が開催されました。メインタイトルは、「上関(かみのせき):瀬戸内海の豊かさが残る最後の場所」と題され、生物学研究者の組織である3つの学会(日本生態学会、日本ベントス学会、日本鳥学会)の自然保護関係の委員会が主催したものです(後援は、(財)日本野鳥の会、(財)日本自然保護協会、(財)世界自然保護基金(WWF)ジャパン、NPO法人ラムサール・ネットワーク日本、バードライフ・インターナショナル)。プログラムは以下の通りでした。

主催者挨拶:立川賢一(日本生態学会自然保護専門委員会委員長)
国会議員挨拶:川田龍平参議院議員(みんなの党)、平山誠参議院議員(新党日本)
はじめに:佐藤正典(鹿児島大学)
講演1「周防灘に残されている瀬戸内海の原風景」:加藤真(京都大学)
講演2「上関に生息する希少な鳥類について」:飯田知彦(九州大学大学院)
3学会の要望書の説明:安渓遊地(日本生態学会上関問題要望書アフターケア委員会委員長)、佐藤重穂(日本鳥学会鳥類保護委員会副委員長)、向井宏(日本ベントス学会前会長)
コメント1「陸上生物、里山の観点から」:野間直彦(滋賀県立大学)
コメント2「生物多様性保全の視点から」:花輪伸一(WWFジャパン)
質疑応答
閉会挨拶: 風呂田利夫(日本ベントス学会会長)


瀬戸内海は、本来、たいへん豊かな生物相と高い生物生産力に恵まれた海です。そして、この沿岸にすむ人々は、これまで長い歴史を通して、この生きものたちの恩恵を受けてきました。たとえば、漁業の営みは、多種多様な生物が存在する生態系の豊かさに支えられています。しかし、近年の沿岸開発によって、瀬戸内海の大部分では、生態系の豊かさも漁業の営みもすっかり失われてしまいました。そんな中で、今、多くの生物学者が注目している場所が、周防灘、特に上関の周辺なのです。瀬戸内海の他の場所では見られなくなった多くの生物が、ここには、まだたくさん生き残っている、ということが、最近、次々と明らかになってきたのです。小さな貝からスナメリのように比較的大きな生きものまで、様々な生物がセットで残っているし、その生態系に支えられた漁業もまた健在なのです。上関は、まさに、「瀬戸内海の豊かさが残る最後の場所」と言えるのです。このような海は、今の日本には、ほとんど残っていません。この点は、今回のシンポジウムで、最も強調されたことです。

この「かけがえのない価値」をもつ上関の海に、中国電力が原子力発電所を作ろうとしています。しかも、ここは、閉鎖的な内海の奥部です。環境アセスメントは、この海域の重要性に配慮したとは言えない、たいへん不十分なものでした。そのこれに対して、3つの学会は、2000年以降これまでに合計10件もの要望書あるいは意見書を中国電力や監督官庁である山口県や国に提出してきました(今回のシンポジウムでは、その全文が参加者に配布され、その要点が紹介されました)。しかしながら、これらの要望書はすべて無視され、今に至っています。このままでは、取り返しのつかない環境破壊が引き起こされる可能性があります。そうなったら、今までかろうじてここに残されてきた瀬戸内海本来の豊かな生態系もそれに支えられた漁業も崩壊してしまうでしょう。そのような被害(たとえば、漁業被害)が目に見える形で現れてしまったらもう手遅れです。そのことは、これまでの水俣病や諫早湾干拓事業の歴史を見れば明らかです。海の中の小さな生きものたちを守ることが、人間を守る事につながるのです。

今回のシンポジウムでは、原子力発電所が、通常の運転によって、火力発電所以上に莫大な熱を海に捨てる事、その過程(冷却水の取水・放水)における急激な水温上昇と付着生物防止剤(=殺生物剤)によって、水中の小さな生きものたち(プランクトンや魚の卵・稚仔)が大量に殺される事、それについて中国電力の環境アセスメントは、調査もやらないで「影響は少ないものと考えられる」と記述していることが、特に重大な問題として強調されました。この問題について、加藤真さんは、海外の論文データを示しながら、たいへん説得力ある説明をされました。とりわけ、二枚貝の幼生プランクトンが付着生物防止剤に弱いという知見が紹介され、広島名産のカキ養殖が上関原発によって深刻な影響を受ける可能性を示されたことは重要なポイントでした(これまで広島ではほとんど真剣に考えられていなかった問題だからです。それだけに、翌朝の広島の中国新聞をはじめとするメディアが、この点をきちんと報道しなかったことが残念でなりません)。
飯田知彦さんのお話では、日本ではあまり知名度が高いとは言えない「カンムリウミスズメ」がどれほど貴重な鳥であるか、たいへんよくわかりました。この鳥の存在もまた上関の豊かさを象徴しています。

一般参加者は約500人で、大きな会場がほぼ一杯になり、途中で退席する人はほとんどいませんでした。上関の現地を視察された直後の国会議員2名も参加され、環境保全の重要性を表明されました。しかし、上関の海はすぐにでも埋め立てられるかもしれないという厳しい状況にありますので、この程度で喜んでいる場合ではありません。このシンポジウムで発した声を、何とか大きな流れにしたいものです。

************
シンポジウム世話人の山口県立大学・安渓遊地先生もご自身のサイトでシンポジウムとその反響を紹介されています
http://ankei.jp/yuji/?n=847

ちなみに。朝日新聞や毎日新聞では報じられた通り(中国新聞は“祝島での説明会開催への意欲”と“早期の埋め立て再開の示唆”の発言のみ報道。シンポジウムについての発言は…スルー/笑)、このシンポジウムについて、中国電力・山下隆社長は「客観性にかけた議論だ」と批判。「(希少生物は)他の場所でも見つかる可能性は十分ある。そこだけがホットスポットという言い方はあまりにも極端ではないか」として、埋め立て工事再開を「できるだけ早く」と発言…って、めちゃ主観。

ところで。報告文を送って下さった佐藤先生は広島のご出身。最近は「九電と原発」というブックレットにも執筆されています。
http://www.nanpou.com/book/bok_276.html
ついでに。「九電と原発」を出版している南方新社さんからは、「国策の行方 上関原発計画の20年」という本も出てます。
http://www.nanpou.com/book/bok_056.html
ご興味あれば、是非。

・年末年始の祝島から
年末年始の祝島の様子を伝えていただきました。
祝島2001_1
おおしけの年末から寒い年越しとなり、今日(1/2)はだいぶあったかい1日でした。初詣は山の中の行者堂に行ってきました。
祝島2001_2
今日(1/2)は年明け初のデモもありました。鎌仲さんも島で年越しして、撮影されてます。
祝島2001_3

祝島2001_4
島では、広河隆一さんと「DAYS JAPAN」フォトジャーナリスト学校の生徒さんが撮影された写真展が「2009年の祝島」として開かれているそうです。この写真展は今後、防府でも予定されているとの事

・「一人一人が世界を変えていける時代が来てる」中川敬インタビュー
http://ototoy.jp/feature/index.php/20091216
2010年元旦リリース、ソウルフラワーユニオン「アクア・ヴィテ」のジャケットは祝島の猫たち!
アクア・ヴィテ
http://www.breast.co.jp/soulflower/special/aqua-vite/

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